対象:10万再生以上の通常動画3,083本 / いいね率 = 高評価数 ÷ 再生数 / データはYouTube Data APIから定期取得。
再生数は「どれだけ多くの人が見たか」を表しますが、いいね率は「見た人がどれだけ満足したか」を表します。 再生数が伸びる動画はサムネイルやタイトルの引きが強い動画ですが、 いいね率が高い動画は、最後まで見たファンが思わず高評価ボタンを押してしまう動画。 つまりこのランキングは、数字に表れにくい 「ファンの本音の満足度ランキング」だと言えます。 ちなみに全動画の平均いいね率は1.08%。 このランキングの上位はその2倍以上を記録しています。
ランキングを眺めると、はっきりした傾向が見えてきます。 まず目立つのが「節目・感動系」の動画。 年末の振り返りや活動再開の報告、卒業・別れをテーマにした動画は、 ファンが「お疲れ様」「おかえり」の気持ちを込めていいねを押すため、 通常企画より圧倒的に高い率を記録します。 プレゼント企画のような視聴者参加型の動画も、その性質上いいね率が跳ね上がります。
次に多いのが「本気で作り込んだ大型企画」。 ミュージカル、実写化パロディ、長期間の練習に挑む企画など、 明らかに手間のかかった動画は、再生数以上にファンの評価として返ってきています。 「数字は普通だけどファンの心に残った動画」を探したいなら、 再生数ランキングよりこちらのランキングの方がずっと役に立つはずです。
再生数ランキングTOP30と本ランキングを見比べると、両方に登場する動画はごくわずかです。 再生数の上位は2018〜2019年の黄金期に集中する一方、 いいね率の上位は2021年以降の動画が多くを占めます。 これはYouTube全体でいいね機能の使われ方が変化してきたことも一因ですが、 近年の動画がコアファンにしっかり刺さっている証拠でもあります。 「バズった動画」と「愛された動画」は違う——それがこの2つのランキングが教えてくれることです。
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