「東海オンエア 動画バトル」が全3,083本の動画を順位付けするために採用している Eloレーティングシステムの仕組みを解説します。
動画の人気投票と聞いてまず思い浮かぶのは、「1人1票で好きな動画に投票し、票が多い順に並べる」方式でしょう。 しかしこの方式には大きな欠陥があります。全3,083本という膨大な数の動画がある場合、 投票者はそもそも知っている動画にしか投票できません。 結果として「面白い動画ランキング」ではなく「有名な動画ランキング」になってしまい、 再生数ランキングとほぼ同じ結果しか得られないのです。 初期の隠れた名作や、再生数は伸びなかったけれどファンの評価が高い動画は、永遠に上位に来られません。
そこで当サイトでは「2本の動画をランダムに表示し、どちらが好きかを選んでもらう」 という1対1の対戦形式を採用しました。 ランダムに選ばれた2本を比較するだけなので、知名度の差による不公平が起きにくく、 マイナーな動画にも公平にチャンスが回ってきます。
対戦結果を順位に変換する仕組みとして採用しているのがEloレーティングです。 これは物理学者アルパド・イロ(Arpad Elo)が考案した実力評価システムで、 チェスの世界ランキングで半世紀以上使われ続けているほか、 将棋ソフトの強さ評価、サッカーのFIFAランキング(女子)、 オンラインゲームのマッチメイキングなど、幅広い分野で使われています。
この「相手の強さを考慮する」点がEloの核心です。 たとえば歴代トップクラスの人気動画に勝った無名の動画は一気に評価が上がりますが、 弱い相手にばかり勝ってもレートはほとんど上がりません。 つまり「誰に勝ったか」が「何回勝ったか」より重視されるため、 対戦数の偏りがあっても比較的公平な順位が算出できます。
動画Aと動画Bが対戦するとき、まず両者のレート差から「Aが勝つ確率(期待勝率)」を計算します。 レートが同じなら期待勝率は50%、レート差が200あれば格上側の期待勝率は約76%になります。 対戦の結果、期待どおり格上が勝てばレートの変動はわずかで、 番狂わせが起きれば大きくレートが動きます。 変動幅を決める係数(K係数)は当サイトでは32を採用しており、 1回の対戦で動くレートは最大でも32ポイントです。
たとえば、レート1200同士の対戦では勝者が+16、敗者が-16。 レート1400の動画がレート1200の動画に負けた場合、 敗者は約-24と大きく下がり、勝者は約+24と大きく上がります。 この繰り返しによって、対戦数が増えるほど各動画のレートは 「ファンが感じている本当の面白さ」に収束していきます。
Eloレーティングの精度は対戦数に依存します。対戦数が少ない動画のレートは まだ「仮の値」であり、上下に大きくブレる可能性があります。 全3,083本という動画数に対して十分な対戦数を確保するには、 多くのファンの参加が必要です。だからこそ当サイトは登録不要・匿名で、 ワンタップで投票できる設計にしています。 あなたの1票が、ランキングの精度を確実に1歩前進させます。
また、ランダムマッチングには「再生数の多い動画ばかり対戦に出てくる」といった 偏りが生じないよう、全動画が均等に選ばれる仕組みを採用しています。 これにより、2013年の初期動画から最新動画まで、すべての動画に平等な評価機会が与えられます。
当サイトの再生数ランキングとEloレーティングによる投票ランキングを見比べると、面白い発見があります。 再生数は「投稿当時にどれだけ話題になったか」を反映する一方、 投票ランキングは「今のファンが見返して面白いと思うか」を反映するからです。 再生数では埋もれている動画が投票で上位に食い込んでいたら、 それは時代を超えて愛される名作の証拠。ぜひ両方をチェックしてみてください。
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